狭窄に関する解説

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腰痛に関する用語(シソーラス、類義語)のうち、 狭窄に関する情報を示しています。
2007年 09月 12日 17時26分46秒最新情報

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[ 123] 再狭窄防ぐ新ステント登場
[引用サイト]  http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/1207sutento.html

「再狭窄(きょうさく)はほとんどなし」―。狭心症や心筋梗塞(こうそく)の際、カテーテル(細い管)を使った治療で利用される新しい「薬剤溶出ステント」が、日本でも使えるようになった。
ステントは金属製の網状のチューブで、狭くなったり詰まったりした心臓の血管(冠状動脈)を広げた後に置いて血流を確保する。従来の治療は一度広げた所が再び詰まる再狭窄が多かった。新ステントは再狭窄を防ぐ効果が非常に高く、急速に広まりそうだ。
「本当に遅かった。アジアだけを見ても、このステントを使えなかったのは日本を含め3つの国だけだった」と千葉西総合病院(千葉県松戸市)の三角和雄(みすみ・かずお)院長・心臓センター長。
再狭窄は、血管が押し広げられたり、ステントを入れたことによって傷ついた部分が、傷を修復しようとして細胞が増殖するために起こる。
今回、使用が認められたのは「サイファーステント」と呼ばれ、ステンレス製で表面に免疫抑制剤の一種であるシロリムスが塗られ、一定期間、薬剤が表面から溶け出して細胞の増殖を防ぐ仕組みになっている。
「再狭窄はステントを入れた後、3−6カ月後に多い。従来、再狭窄は15−25%あったが、新ステントはほぼゼロ。現在、3カ月を過ぎている患者は300人強で、再狭窄率は0・8%。100人に1人もいない」(同院長)
「現在、カテーテルの挿入はほとんど手首の血管から。カテーテルの先に付いたバルーン(風船)で心臓の血管を広げ、ステントを入れるのにも30分以内。局所麻酔だけでよい。手首は止血も簡単で1泊して翌日帰宅している。土曜日に入れて日曜に帰宅、月曜は普段通り出勤というパターンが多い」と三角院長。
5月に同病院で、日本初のサイファーステントを入れた70歳の女性の場合、重症の狭心症で三本の冠状動脈が全部詰まりかけていた。
高齢で手術もできない状態で、2月の入院時には心機能が低下し、ショック状態だった。カテーテルを使い、従来のステントを2つ入れた。3カ月後に再狭窄が見られ、ちょうどサイファーステントが使えるようになったため、その内側を含め4カ所に入れた。現在は元気に歩き回っているという。
これまでは、詰まった冠動脈を自分の体の血管を使って置き換えるバイパス手術が行われてきたが、全身麻酔で胸を開いて行う手術のため、体への負担が大きかった。
「バイパス手術とカテーテルの割合は欧米で1対1、日本では1対3から4だったが、今は1対7か8。もう10人中9人がカテーテルという時代になるのではないか。普通3本の冠動脈のうち1―2本が詰まっている場合、カテーテルですべてできる」(同院長)
また透析患者や高血圧が長い人などは冠動脈が石灰化しやすく、血管内部が石のように硬くなって、バルーンやバイパス手術もあきらめているケースが多かった。
そういう場合、カテーテルにダイヤモンドドリルが付いた「ロータブレーター」を装着して石灰化部分を削った後、ステントを入れることも1時間程度でできるという。
三角院長は「ロータブレーターはまだ限られた所でしかできないが、当院では昨年だけで500件以上を実施し、世界一の実績がある。ステントは入れて半年持てば、後はまず再狭窄することはない」と話している。


[ 124] 腰部脊椎管狭窄症
[引用サイト]  http://www.hachiya.or.jp/kyousaku_page.htm

脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が下記に示す種々の原因により狭窄(きょうさく)している状態を脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)と呼んでいます。
これらが原因となり脊柱管内の脊椎神経もしくは、馬尾神経(ばびしんけい)、神経根(しんけいこん)が圧迫をうけ阻血(そけつ)や欝血(うっけつ)状態を基本とする障害が起こります。
下肢(かし)(足)の痛み・痺れ(しびれ)・脱力のために歩けなくなるが,少し休むとまた歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」が最大の特徴です
腰椎(ようつい)や椎間関節の変形・肥厚(ひこう)ならびに軟部組織(なんぶそしき)である椎間板(ついかんばん)の変性や膨隆、また靭帯(じんたい)の肥厚が発生し、これらが脊柱管内(せきちゅうかんない)を狭くして馬尾神経(ばびしんけい)、神経根(しんけいこん)および血管を圧迫あるいは締め付けることにより、坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)や下肢痺れ(しびれ)あるいは歩行障害を起こすことがあります。この状態を腰部脊柱管狭窄症といいます。
分類としては発生部位と圧迫形態より中心型と外側型の2型に、症状・所見より馬尾型(ばびがた)、神経根型(しんけいこんがた)、混合型の3型に分類されています。
馬尾型(ばびがた)…歩行により増悪する両側下肢(りょうそくかし)や会陰部(えいんぶ)の異常感覚(痺れ感、冷感、灼熱感(しゃくねつかん)、絞扼感(こうやくかん))および馬尾性間欠歩行(かんけつはこう)が主な自覚症状で、腰痛はあまりありません。この痛みは腰椎を曲げることで軽減することが多いです。
神経根型(しんけいこんがた)…一般に片側性で、長時間立位や歩行時および腰椎伸展(ようついしんてん)により発症または増強する下肢痛(かしつう)が自覚症状で、時に腰痛をともなうこともあります。椎間板ヘルニアとは、伸脚挙上テスト(しんきゃくきょじょうてすと)(一般にはSLR-test)陰性(-)やレントゲン・MRIの所見などで識別されることが多いです。
腰部脊柱管狭窄症を診断する上で造影剤(ぞうえいざい)使用のレントゲン写真は大変重要な診断要素になります。
通常のレントゲン写真(一般撮影)では、骨などの硬い組織の形態変形などは鮮明に写し出されます。しかし、脊柱管(せきちゅうかん)内にある神経の管(硬膜管(こうまくかん))や軟部組織(なんぶそしき)の状態は写し出されません。そのため腰椎の異常を確認したり、手術を行うかどうかを判定する目的で、神経の管に造影剤(ぞうえいざい)を注入し撮影する検査を行います。これにより神経の管が白く明瞭に写し出されます。(下写真の右側にある線のような部分です。)
上記のような造影剤を使用した検査は、非常の有用ですが、極まれに検査中や検査後に吐き気や頭痛をもとなうことがあるため、慎重をきすため入院をした上で行います。
骨の変形によるとげや椎間板などの突出により、肥厚した靭帯など神経の管(硬膜管)が圧迫され狭小化しています
腰部脊柱管狭窄症を診断する上でMRI(磁気共鳴画像(じききょうめいがぞう))は大変有用な診断要素になります。また、この検査は通院で検査可能です。
正常の腰部と腰部脊柱管狭窄症を比べてみてください。赤く丸でかこんであるところが神経が圧迫されているところです。
椎間板(ついかんばん)の突出と、黄色靭帯(おうしょくじんたい)の肥厚(ひこう)により神経の管(硬膜管(こうまくかん))が狭窄化(きょくさか)したり、蛇行(だこう)したりしています
薬物療法…馬尾(ばび)・神経根(しんけいこん)の血管拡張や血流量(けつりゅうりょう)の増大される薬が投与されます。とくに下肢(かし)の痺れ(しびれ)や軽度の間欠跛行(かんけつはこう)を呈する軽度の馬尾型に投与されることが多くあります。神経根型の腰痛や神経痛症状には消炎鎮痛剤(しょうえんちんつうざい)や筋弛緩剤(きんしかんざい)が使用されることが多くあります。
硬膜外(こうまくがい)ブロック法…間欠跛行にも効果はありますが、下肢への神経痛症状(しんけいつうしょうじょう)がある場合には特に有用です。局所麻酔剤にステロイド剤を加えて硬膜外腔(こうまくがいくう)に浸潤(しんじゅん)させます。入院し、3、4日ごとに1本づつ3、4本注射を打つことが多くあります。
神経根(しんけいこん)ブロック法…神経根症状(しんけいつうしょうじょう)がある場合にもっとも適応されます。しかし、多根性(たこんせい)の筋力低下や知覚症状を呈する場合はあまり行われません。
理学療法…鎮痛(ちんつう)、筋痙直(きんけいちょく)、血行(けっこう)の改善を計るため以下のようなことを行います。主として神経根型に適応があります。


[ 125] 難病情報センター|広範脊柱管狭窄症 特定疾患情報
[引用サイト]  http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/037.htm

広範脊柱管狭窄症とは頚椎、胸椎、腰椎の広範囲にわたり脊柱管が狭くなり、脊髄神経の障害を引き起こす病気を言います。頚椎部、胸椎部または腰椎部のうち、いずれか2カ所以上の部において脊柱管狭小化が存在しなければなりません。頚椎と胸椎の移行部または胸椎と腰椎の移行部のいずれか一カ所のみの狭小化は除かれます。
平成2年度の全国調査では報告された患者さんの数は1,274人で年間で約2,300人と推計されています。男女比は2:1で男性に多く、中年以降特に60歳代に多く認められています。2カ所以上の狭窄部位は頚椎部と腰椎部の合併が7割を占めています。病気の原因として先天性のものもありますが、加齢とともに椎間板や椎間関節の変性が伴って狭窄を生じてくることが考えられています。
先天性の狭窄症は遺伝性が認められています。それ以外は年齢的な要素が強く、遺伝性疾患ではありません。
主に手足やからだにしびれや痛み、脱力感等を認めます。手足に力が入らなくなると介助を必要とする状態になります。また歩行時に少し休んでは歩くといった間歇性跛行にもなります。排尿や排便の障害も伴うことがあります。軽微な外力、たとえば転倒等で症状が急に悪くなることもあります。
治療として局所の安静を必要とします。そのため頚椎牽引や腰椎牽引さらには固定装具等が用いられます。消炎鎮痛剤やビタミンB12等の薬も使われますが、痛みが強い場合には神経ブロックが行われます。保存的に治療しても効果がないときは入院して頚椎や腰椎の持続牽引を行います。また神経ブロックも併用することがあります。脊髄の麻痺症状が明らかな場合や、保存治療でも効果がみられない場合は手術療法を行います。頚椎部では狭窄部位に対して前方から除圧して自家骨をいれて固定する前方除圧固定術や後方から除圧する椎弓切除術や脊柱管拡大術などがあります。最近の傾向として狭窄部位が頚椎に数カ所ある場合は脊柱管拡大術が行われますます。胸椎部では後方から椎弓切除術が行われます。腰椎部では後方から椎弓切除術や拡大開窓術などが行われます。除圧した部位(図)が不安定になる恐れがある場合は固定術を行います。
脊髄麻痺の状態で手術を行っても回復はあまり良くありません。また外傷で麻痺になった方も同様です。時期を失うとたとえ手術を行っても十分な改善が得られないことがあります。一般に手や足に痛みあるいはしびれが存在する場合、症状は良くなったり悪くなったり反復しますので保存的治療を受けながら経過観察します。しかし手足の力が落ちたりする場合、また排尿、排便障害がある場合、手術療法を行わないと症状の軽減は難しくなってきます。
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