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[ 91] 6病院連携 四つ子救った…兵庫医大病院 : 特集・連載 :育児ネット:教育 子育て : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
[引用サイト] http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/toku1/mt20070909kk03.htm
兵庫県西宮市の兵庫医科大病院で3月、四つ子の赤ちゃんが誕生した。いずれも仮死状態で、中でも女の子は脳出血で危険な状態に陥ったが、病院側は新生児集中治療室(NICU)を四つ子専用として出産に備え、治療を尽くして危機を救った。この間、3か月余り、同病院のNICUに代わって、県内5病院が切迫早産などの妊婦を受け入れる支援体制を敷いたという。妊婦の病院搬送拒否が問題化する中、医療機関が連携して守った幼い命。元気に育つわが子を抱きながら、母親は「各地で病院の連携を進め、すべての妊婦が安心できる体制を作ってほしい」と願う。 元気に育つ四つ子(左から真幸ちゃん、竜幸ちゃん、幸空ちゃん、祐幸ちゃん)を笑顔で見つめる母親の角実千代さん(8日午後、兵庫県西宮市で)=吉野拓也撮影 西宮市在住の角実千代さん(34)と、夫の定男さん(44)の間に生まれた真幸(なおと)ちゃん、竜幸(りくと)ちゃん、幸空(みらい)ちゃん、祐幸(ゆうと)ちゃん。 実千代さんは6年前に長女(5)を出産したが、その後子宝に恵まれず、別の病院で不妊治療を受け2006年秋、四つ子を身ごもった。多胎児のため、出産時などに高度医療を施す「地域周産期母子医療センター」でもある兵庫医科大病院を紹介された。 同病院は万全を期すため当時6床のNICUを四つ子専用として出産に備えることを決定。高度医療が必要な妊婦らから入院や診察などの求めがあった場合の受け入れについて、近隣病院に協力を要請した。 県立塚口病院(尼崎市)や県立こども病院(神戸市)、神戸大付属病院(同)など5病院が応じたことから、兵庫医科大病院は今年2月から重篤な患者を除いてNICUへの受け入れを休止し、実千代さんの出産に備えた。 妊娠8か月目の3月20日午前、帝王切開で生まれた四つ子は通常の3分の1ほどの1000グラム前後で仮死状態。ただ一人女の子で、3番目に生まれた幸空ちゃんは鼓動が弱く、脳出血が止まらなかった。保育器のほか、人工呼吸器も使っての看護が続き、1か月ほどで全員、健康状態は良好となって7月末、無事退院した。 2月から4人がNICUを出た5月上旬の間、同医科大病院に代わって他の病院が受け入れた妊婦は20人余り。その多くを診療した県立塚口病院の浜西正三副院長は「近隣同士、協力し合わなければ回っていかないのが実情」と訴える。兵庫医科大病院の皆川京子NICU医長も「医師不足が深刻なだけに病院間連携が大切と痛感した」と話す。 「幸福を運ぶ四つ葉のクローバー」にちなんで4人の名に「幸」の文字を使ったという実千代さんは今、奈良県などで妊婦が病院に搬送を断られた問題に心を痛める。「私は幸運だったけど、失われた命もある。社会全体でこの問題と向き合ってほしい」 大阪府立母子保健総合医療センターの末原則幸副院長(周産期医療)の話「多胎児は死産のリスクも大きく、万全の体制で臨むことが望ましい。今回のケースは現場が主体となって構築した医療機関のネットワークが奏功した好例だ」 1980年代以降、不妊治療に伴う排卵誘発剤などの影響で多胎が増加したが、母体への負担が大きいうえ、死産になるリスクも高いとされ、減少傾向に転じた。厚生労働省のデータによると、四つ子の出生は95年、全国で24件を数えたが、2003年は14件、04年5件、05年3件と減っている。 環境への取り組み|会社見学・講師派遣|グループ会社|アクセス|
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