演じるに関する解説

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長澤まさみに関する用語(シソーラス、類義語)のうち、 演じるに関する情報を示しています。
2007年 09月 12日 16時55分49秒最新情報

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[ 101] 漫棚通信ブログ版: キャラが演じるキャラクター
[引用サイト]  http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_0cf0.html

小竹田 貴弘: 怪異いかさま博覧亭 1巻 (1) (IDコミックス REXコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
ぼくは、芝居に凝っていたので、ぼくの作品に出てくる登場人物を、いっさい劇団員のように扱って、いろいろ違った役で多くの作品に登場させた。メイキャップもその都度かえさせ、善玉がたまに悪玉の役をやったり、いろいろ演技のクセなども考えた。(手塚治虫『ぼくはマンガ家』新版、1979年)
たとえば、初期の手塚作品の主人公は、きまってケン一くんとヒゲオヤジのコンビでした。役名は「ケン一」と「ヒゲオヤジ」と同じであっても、別の作品で別のキャラクターを「演じて」いました。『鉄腕アトム』ではふたりとも脇に回ってましたね。
アセチレン・ランプやハムエッグは、多数の作品に登場して悪役を演じています。ロック・ホームは『ロック冒険記』などで主役をはってましたが、『バンパイヤ』で悪役に転じ、これは手塚自身も「当たり役」であったというくらい。そして『ブラック・ジャック』は、手塚キャラ総出演というのが評判になった作品でした。
手塚治虫以外でこのようなことをしていたのは、たとえば、石森章太郎。『サイボーグ009』の004は、髪の毛を剃って丸坊主になり、『佐武と市捕物控』の「市やん」になりました。
水木しげるも、複数の作品に同じキャラを登場させてますね。有名なのはメガネで出っ歯、四角い顔のキャラ。桜井昌一がモデルだと言われてます。
白土三平も、丸鼻で長髪の少年キャラを複数の作品で使用。風魔小太郎の変装した姿だったり、西部劇に出演して『死神少年キム』となったり。
藤子不二雄はどうだったかな。ゴンスケというロボットが複数の作品に登場しましたが、あれは、どの作品でもゴンスケそのものですから、「演じて」たわけじゃないか。
赤塚不二夫『おそ松くん』では、ときどき時代劇なんかがあって、チビ太が若殿さま、イヤミが浪人なんかになってました。おそ松くん劇団総出演、みたいな感じで時代劇を「演じて」たわけですが、これは『おそ松くん』という作品内の話ですから、厳密には違います。ただし、読者は役者としてのチビ太を意識しながら、チビ太が演じる若殿さまを見てたんじゃないでしょうか。
もちろん日本作品以外でも同じようなことをしてまして、アニメ『トムとジェリー』で、トムとジェリーが三銃士のような時代劇=コスチュームプレイをする話がありました。ディズニーでも、ミッキーが『ジャックと豆の木』のジャックを「演じて」ます。
わたしたちがディズニーランドで等身大のでかいミッキーに出会ったあとで、ミッキーの登場するアニメを見ますと、ミッキー・マウスという役者がアニメ内でミッキーというキャラクターを演じているように感じてしまいます。エレクトリカルパレードは、アニメキャラクターを演じている役者さんの、もうひとつの姿を眺める感じ?
伊藤剛氏によるキャラ/キャラクター論とはずれるかもしれませんが、役者としてのキャラがフィクション内のキャラクターを「演じる」ことを、読者/観客は無意識のうちに受け入れているのかもしれません。
このシステムはギャグ系と親和性が高く、とり・みきの諸作品にはご存じのキャラばかり登場してます。吾妻ひでおの、ナハハとかブキミも複数の作品で見られます。いしかわじゅんも、そうだなー、山道山とかあちこちで見かけてたような。
CLAMP作品でも同じキャラが複数の作品に登場しますが、あれはパラレルワールドでつながってる設定らしいから、ちょっと違うか。
あとがきマンガは役者としてのキャラが登場しやすいようです。矢沢あい『NANA』のあとがきマンガでは、NANAのキャラたちが酒場で働いたりしてますし、ゆうきまさみ『鉄腕バーディー』のあとがきマンガは、これはもうモロに、役者としてのキャラたちが、ゆうきまさみ監督のもとで「バーディー」という映画を撮っているという設定。
で、最近おどろいたのが、武富健治『屋根の上の魔女 武富健治作品集』(2007年ジャイブ)の自作解説で、自作の「面食いショウの孤独」と「屋根の上の魔女」についてこう語っていたこと。
鈴木先生も、作者の頭の中では、「鈴木先生」という役を演じている役者キャラであったのですね。手塚治虫も武富健治も演劇やってたという共通点があるし。
小学生の頃、J・メースン主演の「砂漠の狐」という映画を見て、ロンメル将軍ってかっこいいなあと憧れて、自分で漫画化しようとしたことがありました。そのときロンメル役に手塚治虫のキャラをパクッたのですが、なんとそれは「メースン」という、ジェームス・メースンがオリジナルのキャラでした、十数年後にその事実を知って、おれっていいセンスしてるじゃんと思ったわたしは愚か者です。
スターシステムを有効に使っている現役の漫画家というと、私はさそうあきらが真っ先に思い浮かびます。キャラクターを「役者」に見立てて作品を横断させることは、人間の多面性を描くことに執着を持つ漫画家にとって、有効な手段なのかもしれません。
と、『マエストロ』での同一キャラクターの青年期/熟・老年期の印象的な描き分けを見ながら、なんとなく思いつきで言ってみました。
藤子不二雄のスターシステムといえば、ラーメン大好き小池さんですね。A、F両先生のどちらの作品にもよく登場してました。
スターシステムは時代劇とはこういうものだ(笑)というのと同じで、作品へのとっつき易さ、ストーリー・キャラクターへの感情移入のし易さに大きく貢献するものですよね。
石森章太郎氏の作品に『四次元半 襖の下張り』という私の中では氏の『さんだらぼっち』と並ぶ大大大好きな作品があるのですが、そこに『サイボーグ009』の004が出てくるんです。ある時空に飛んだ主人公の目の前で二人の戦士が死闘をしていて、片方が敗れた瞬間に上空の星が一つ爆発する。故郷を賭けた代表同士の戦いの敗れるほうのキャラクターとして出演しているのですが、この敗れる方をわざと004にすることで物語に厚みが増す、という巧い使い方をしています。
かなりのネタばれですが、青山剛昌の「まじっく快斗」は「『まじっく快斗』というテレビドラマの話」という設定で、単行本のおまけに舞台裏の漫画が載ってます。
はっきりと明言はされていませんが、実はその中で「『名探偵コナン』も実はテレビドラマだった」というシーンがあります。
>ある時空に飛んだ主人公の目の前で二人の戦士が死闘をしていて、片方が敗れた瞬間に上空の星が一つ爆発する。
1967年、少年マガジンに石森章太郎(当時)の実験漫画『そして…誰もいなくなった』が2週にわたって連載されました。このタイトルからしてちょっとあれなんですが、この実験漫画、4コマ漫画、学園漫画、SF漫画、動物漫画、スパイ漫画が同時進行し、最後は核戦争のため誰もいなくなってしまうというストーリーでした。しかし、このうちのスパイ漫画『脱出』が、その当時オンエアされていた(ほぼ同時期)、東西ドイツのスパイ戦を描いたTVドラマの丸パクリで、呆れた記憶があります。その後、ビックコミックに連載していた『馬がゆく』も新聞社の精神病院のルポルタージュからパクっていることがバレ、報道もされましたね。昔は知的財産権という意識が希薄だったんでしょうか。
和田氏がこの手法を意識してつかっていることは,「怪盗アマリリス」のメイキングで八雲やジュニアを紹介する文章のはしばしから,あきらかです.また,「神恭一郎白書」のなかには「"愛と死の砂時計"の撮影スナップ」と題する一こまもあります.
自家宣伝で恐縮ですが,わたくしのサイトの「読書感想文」に載せた「<漫画家=映画会社>説の提唱」をお読みいただければ,さいわいです.
50歳直前の私がSFに接したのは、漫画⇒小説の順番なので、石森氏のSF漫画からの影響の方が早いわけです(私的体験ね)。
で、あとからSF小説を読んで「あ。これは。さてはそうであったか」と思うことがあっても、作品の出来や、センス・オブ・ワンダーの点などで、石森作品が劣っているということでは無い。
実に上手く消化し、翻案し、自家薬籠のモノにしている。ことの本質を見失わず再生産していた(例えアイデアの幾許かを拝借していたとしても)。
[本][オタク] これは盗作とちゃうんかいっ・決裂篇 : 漫棚通信ブログ版 (昨日の風はどんなのだっけ?)
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